良い事は返す
5月末、外出中の出来事。
お客様と表参道の交番前で待ち合わせしているところだった。
いきなり知らない女性から電話があった。
なんだか早口で名前が聞き取れなかった。
すごい機関銃の様におしゃべりが続く、「わたし、最近芸能活動を休止していました」
あれ?芸能人? 誰だか確認せずにそのまま話が続く…
「インターFMの山脇さんから森平さんに電話すれば何かあるかもって言われて…」
「いやぁ、それはうれしい事ですが、私に何が出来るか良くわかりません。」と
「私もわかりません」と彼女も。???
そもそもどなたですか?と聞き直したいところだったが、タイミングを逃す。
ここまで話を聞いてて、誰ですか?もおかしいと思い始めてしまった。
何かをお願いしたいみたいだったけど、それが何か彼女もわからない。
もちろんわたしもわからない。
でも話がどーっと続いた。私は一方的に聞いているだけだったが。
お客様が表れて、待たせてはいけないと思ったわたしは少し焦り気味で電話に集中で
きず。
「それじゃあ、資料送りますので」と言われてそのまま電話を切る事にした。
「まあ、資料がきたら誰だったのかわかるだろう」と思って待っていた。
数日後資料が届く。
EPOさんという歌手だった。
うーん、とても懐かしい、「おれ達ひょうきん族」のテーマソング「ダウンタウン」
は40代の人ならあのパワフルで明るい歌声を覚えているだろう。
なんで名前がEPOなの?って昔から不思議だった。実は私、中学時代にアルバム
持っていた。数少ないアルバムの一つだった。
彼女は今、自殺願望のある方、うつ症状のある方、引きこもり、心を病む方々に直接
会ってセラピーをしている。
それを科学的に学べるマイアミ州立大学で勉強しつつ、今大学3年生でもある。
母親との関係で怒りの感情をブロックしていた自分自身の問題を解決しようとしたと
ころからその勉強は始った。
何ができるかわからないけど。
自分も迷った時になんだかわからないけどタイミング良く手を差し伸べてくれる山脇
さんには何かお返ししなくては…と思い、何か起こしそうな人を誘い込んで10年ぶり
の彼女のライブを見に行くことにした。
楽器業界にいたのでライブは色々見てきたけど、人のライブで涙が出そうになった事
は過去に2回しかない。
感情がゆさぶられるライブは自分には本当にめずらしい。
彼女の歌い方には本当に感情がこもっていた。
悲しい歌の時は涙を流しながら歌っていた。
表面的な声でなくて心からでてくる声で歌っていた。
昨日の晩は総務省、環境省、議員の秘書の方、企業の社長さんに集まってもらって
EPOさんと宮川さん(一緒にセラピーをやっている俳優さん)の話を聞いてもらった。
写真はその後の2次会で撮ったもの。(良い写真撮れなかったけど)
この後、少しでも何か良い方向に行けば良いけど。
自分が周りの人達に色々してもらった事。
その人へでなくても他の人へでも返してあげないと。
そうやって皆良い事が受け継がれていくのだと思う。
いつも自分の事で精一杯だけど、人へ返していく事は大事である。
そうやってEPOさんも自分がアメリカの大学で学んだ良い事を日本でセラピーを通
して返していくのだと思う。
死にたいと言っていた患者さんは同じ様な境遇の人の気持ちが良くわかるので、自分
が回復すると周りの人を励ます人になって行くと言っていた。
皆、一人じゃ生きて行けないから。
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