へら男とへら女
かぶり物大好き。
初めてのかぶり物は円谷プロの怪獣だった。
幼少の頃、円谷プロの撮影所が近所にあった。
隣の2軒のやくざの子供たちと良く一緒にのぞきに行った。
ぼろかったのスタジオの大きな扉には大きな節穴があり。
頭で相撲しながら友達とその節穴を取り合ってウルトラマンと怪獣の戦いを見ていた。
飛行機は釣り糸でつるされ、ウルトラマンの肌はウエットスーツ生地で出来ていた。
「はいカットーっ」と言うと動きが止まる。
もう時効かな?
撮影班がロケがあると良く忍び込んだ。
雨の日は帰れなくてずーっと事務所で遊んだ事もあった。
セット壊しちゃってごめんなさい。
怪傑ライオン丸で使う大きな刀を盗んじゃってごめんなさい。
怪獣のきぐるみ盗んじゃってごめんなさい。
あっ、ウルトラマンのカッコいい飛行機も持ってかえちゃった。
撮影のおじさんが。
「最近スタジオに入って壊したり盗んだりする子がいるんだよ」
「そんな子がいたらちゅういするね!」と思わず僕らは答えた。
それからはもう盗みはやめた。
家の物置にきぐるみは隠していたけど二つのきぐるみを中学生に没収された。
ところで、このヘラ女はPRのナナさん。
以前からPRのお手伝いをしてもらっている。
可愛い顔して“ごっつい“のヘラのかぶり物も良く似合う。
こんなことをしてしまうくらい、怖いもんなしである。
どんなところにも入り込む。
思いっきりの笑顔と情熱でメディアも有名人のところも飛び込んでいく。
情熱だけでなく、遊び心があって好奇心旺盛。
PRの仕事が天職ではないかと思われる程、ぴったりな人。
昔と違ってある意味、物販もエンターテインメントである。
人にただサービスをするだけでなく、商品を売るだけでなく、楽しい空間を満喫して
もらう。
心を豊かにしてもらってブランドのロイヤリティも上る。
そんな心に響くエンターテインメント性のあるサービスが必要である。
物販も飲食もそんな時代だ。
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