2009年9月10日 11:26
自分にダメ出し
うれしい事に今週はブログを読んでくれている方達で先月まで外国に駐在していた後輩や20年程会っていなかった人から連絡をもらった。
「いつも読んでますよ…」って。
自分は自分で精一杯だけど、何か人の力になれることがブログを通してできれば最高である。
彼は永田さん。
実はアメリカの大学に留学しているときに私のアパートにいきなり来た下宿人。
水泳界では永田さんは日本代表選手として超有名な選手だった。
ところが、やることが結構突拍子もなく、滞在先も決めないで単身渡米してきた。
コーチが「しげお!日本からいきなり選手が来たんだけど、お前のところにスティさせてあげられないか?」と。
ということでしばらく一緒に住むことになった。大学も一緒、アルバイト先も一緒。
世界大会前はアメリカの各地から有名選手がこのコーチの元で特訓をするので私のアパートには総勢5名のトップスイマーが滞在していた時があった。まるで動物園。
そんな永田さん、これまたいきなり20年ぶりに電話がかかってきたかと思うと、「これから行っていいですか?」と来社。
相変わらず彼の行動力にはびっくりする。
アメリカから帰ってきた彼はいきなり自分で輸入販売の仕事を始める。
が、世間をしらない彼は挫折し、最大手電話会社に勤め、起業の道を断念。
そして、今は最大手インターネット検索会社で時代を先見する最先端プロジェクトを引っ張っている。
一見順風満帆な生き方ではある。
だが、彼は満足していない。
小学生の息子さんは生まれつき身体に障害を持っている。
右手と右足に麻痺がある。
バランスが悪いからすぐ転ぶ、将来の事を考えると心配であると。
だけど、そんな息子さんは結構たのもしい子だそうだ。
「お父さんは僕が行かないと水泳の試合で勝てない、だからついて行く」
と、マスターズ水泳大会に今でも出場してるお父さんの応援に、
朝早くから電車に乗ってついて来るそうだ。
帰りの電車では、いつも息子さんの首にはメダルがぶら下っているのだろう…
彼は自分の道は自分で切り開くタイプの人間である。
大学時代まではそうやってきた。
今は安定した道のりを歩んでいる。
本当にそれが彼の一番の幸せなのか?
彼は自問自答している。
息子さんに自分で生きる力を教えてあげる為に、今自分がしてあげられること、見せてあげられること、見本になること。
それには何をしたらいいのか。
今日の私には励ます事しかできないし、後ろからポンと背中を叩いてあげることしかできなかった。
本当に息子さんに見本を見せられるのは彼だから。
「強いお父さん」
「自分の力で道を切り開いていくお父さん」
「リスクを恐れず自分らしさを追及して生きて行くお父さん」
「頑張るお父さん」
自分の事と思いながら彼の話を聞き、意見もしてきた。
そう、どんなお父さんになりたいのか、自分の息子達の事を考えながら…
生き甲斐は金儲けだけでない
世間的に成功したと思われても、自分の求めてることと違う場合もある
自分の力が100%発揮できているか
自分らしさが活かされているか
ひとの心に残ることができているか
周りの大事なひとを幸せにしてあげられているか
最後に死ぬ時に本当に満足できた人生が送れたと思えるか…
自分でダメ出ししながらいつも自問自答である。
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