2009年9月19日 02:42
力を出し切ってますか
いくつもの会社の取締役会長を務める後藤一さん。
知り合った当初はJ-Brain という会社にも所属していて、そこが行っている講演会で講師として招かれたのが初めだった。
どう見ても顔つきも、体つきもラガーとしか見えないひと。
軽快な走りでなく、「ドシッ ドシッ ドシッ」と今にも重量戦車が突進してきそうな感じ。
やはり学生時代はラグビーで鍛えたスポーツマンだったそうだ。
当社のウェブサイトのトップページをみて、「あの泥だらけの試合がまたラグビーの醍醐味ですよね」とおっしゃっていた。
後藤さんの仕事ぶりを拝見させて頂いて、この方の情熱と人並み外れた行動力にも参る。
自分の身を削りながら、睡眠も惜しまず情熱的に働きまくる。
人の話を本当に良く聴く。仕事としてだけではなく、個人として、人としてひとを深く理解して、そのひとの特技に合わせて自分のアイデアもどんどん提案してくる。何かを聴くと自分の引き出しにしまっていた他の情報と結び付けてすぐ何かを作り出す。
だから色んな会社を立ち上げてしまう。
そして、情熱をもった人達を集めるのが得意だ。信頼しあいながらその人達に社長業を任せる。私もこんな風に仕事してみたい。
後藤さん、実はちょっとびっくりする環境で育ってきた。
実はご両親ともに目が見えない。
お母さんは全盲である。
でもそのお母さんは全ての家事をこなす。
家の中の全てのモノを把握している。
そんな環境で普通に育った。
いや、私からすると普通に育ったとは思えない。
後藤さんは五体満足で生まれて、不自由なく育てられて、ひとの数倍頑張る立派な人に育ったのだと思う。
たぶん、「こんな事で弱音を吐けない」「全てが整っている自分だからもっと頑張れるはず」といつも思っているんだろう。
後藤さんの会社の一つに、障害者を自立させて、仕事を与えていく会社がある。
きっとお父さん、お母さんへの精一杯のお礼の気持ちの表現なのだと思う。
日本の全人口の5分の1は障害を持っていると言う。
身体の障害だけでなく、鬱や精神的な障害、アルコール依存症等、全ての障害を含めてである。
その人達を「普通でない」と思っている人は多いだろう。
そんな障害で仕事ができない、与えられない人は沢山いる。
後藤さん曰く、「普通に接してあげるのが一番」。
そうか、特別視してはいけないんだ。
普通にしてあげる。
特別扱いする必要もない。ふつうに。
もともと100%のできた人間はいない。
ほとんどの人が何かに欠けているはず。
欠けている事でハンディを背負っている事に甘えて、現実から逃げずに、立ち向かうことが大事。
逆にハンディを背負っていると感じているのであればそこをカバーするために人一倍頑張ればいい。
後藤さんも育ててくれた親のハンディをみて、逆に自分を奮い立たせる力に変えているのだろう。
特に障害のない私。幸せな環境に育った私。
何かに甘え過ぎでないか?全ての事に精一杯になってないじゃないか。
欠けていない事に甘えて、全ての力を出し切っていないのではないか。
もっともっと何かができるはず。
力を出し切れない自分がはずかしい…
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